トーマス・セドラチェク 「善と悪の経済学」第4章
今日では労働は不効用(苦痛)であって、効用(快楽)を生むのは消費だとされている(だから人間は消費のために働く)。だが私たちは、労働の存在の深遠な意味を見落としているのではないか。つまり労働は人間に固有のものであり、人はそこに深い意義を認め、人生の目標の一部さえ見出す。それは一部ではあっても、重要な一部である。
村井章子 訳
今日では労働は不効用(苦痛)であって、効用(快楽)を生むのは消費だとされている(だから人間は消費のために働く)。だが私たちは、労働の存在の深遠な意味を見落としているのではないか。つまり労働は人間に固有のものであり、人はそこに深い意義を認め、人生の目標の一部さえ見出す。それは一部ではあっても、重要な一部である。
村井章子 訳