2018-12-04 フェルナンド・ペソア「不安の書」 わたしはと言えば、死人を見ると、死は旅立ちのように思われる。亡骸は残された衣服という印象がする。誰かが立ち去り、着ていたあの一張羅の服を持っていく必要がなかったのだ。 高橋都彦 訳