トマ・ピケティ 「21世紀の資本」第II部 資本/所得比率の動学
第6章 21世紀における資本と労働の分配より
第一に、歴史的な低成長レジームへの回帰、特にゼロあるいはマイナスの人口増加は、論理的に資本の復活をもたらす。低成長社会が非常に大きな資本ストックを再構築するという傾向はβ=s/gの法則で表され、これをまとめるなら、停滞した社会では過去に蓄積された富が、自然とかなりの重要性を持つということだ。
β=資本/所得比率 s=貯蓄率 g=成長率
山形浩生 守岡桜 森本正史 訳
第6章 21世紀における資本と労働の分配より
第一に、歴史的な低成長レジームへの回帰、特にゼロあるいはマイナスの人口増加は、論理的に資本の復活をもたらす。低成長社会が非常に大きな資本ストックを再構築するという傾向はβ=s/gの法則で表され、これをまとめるなら、停滞した社会では過去に蓄積された富が、自然とかなりの重要性を持つということだ。
β=資本/所得比率 s=貯蓄率 g=成長率
山形浩生 守岡桜 森本正史 訳