ジャン・ジオノ 「木を植えた男」
あまねく人びとのことを思いやる
すぐれた人格者の精神は、
長い年月をかけてその行いを見さだめて
はじめて、偉大さのほどが明かされるもの。
名誉も報酬ももとめない
広く大きな心に支えられたその行いは、
見るもたしかなしるしを地上に刻んで
はじめて、けだかい人格のしるしをも
しかと人びとの眼に刻むもの。
寺岡襄 訳
あまねく人びとのことを思いやる
すぐれた人格者の精神は、
長い年月をかけてその行いを見さだめて
はじめて、偉大さのほどが明かされるもの。
名誉も報酬ももとめない
広く大きな心に支えられたその行いは、
見るもたしかなしるしを地上に刻んで
はじめて、けだかい人格のしるしをも
しかと人びとの眼に刻むもの。
寺岡襄 訳